2015-09-15 第189回国会 参議院 環境委員会 第15号
この効果でございますが、滋賀県におきまして、淡水赤潮の発生日数あるいは発生水域等が減少するなどの効果を確認をしているというふうに承知をしております。
この効果でございますが、滋賀県におきまして、淡水赤潮の発生日数あるいは発生水域等が減少するなどの効果を確認をしているというふうに承知をしております。
一方、COD以外の透明度あるいは淡水赤潮の発生等の観点から見ますと、この三十年間、随分改善してきているところでございます。
昭和五十三年に淡水赤潮、アオコなどにより水産業が受ける被害や臭い水の問題への対応といった共通の行政課題を抱える滋賀県、長野県、茨城県の三県が湖沼水質保全対策会議を発足させているわけですけれども、こうした自治体の動きが当時の環境庁をして法制化に向かわせた大きな要因であったと言われております。
「滋賀の環境」というのがございますけれども、これですね、この「滋賀の環境」という中でも、琵琶湖の富栄養化が進む中で、淡水赤潮やアオコの発生を指摘しております。
今日まで関係の皆さん方に大変な御尽力をいただいたわけでございますが、考えてみますと五十二年に淡水赤潮が発生をいたしました。そしてまた、アオコと言われる水の華、これが昭和五十八年に発生をいたしております。
琵琶湖総合開発事業の重要な柱は水資源開発事業でしたけれども、水質の保全は水資源を供給するという立場からすれば最重要課題のはずですのに、琵琶湖総合開発事業が開始されて二十三年間継続をされてきているわけですけれども、淡水赤潮やアオコの発生に見られるように、水質が大変悪化をしてきています。こうした原因はどこにあると考えておられるのか、琵琶湖総合開発を担当しておられる建設省の方にお聞きをしたいと思います。
近年の水質動向といたしましては、この資料にもございますが、おおむね横ばいに推移をしている状況にありますものの、毎年のように春先に淡水赤潮が発生をいたしておりますし、COD濃度の漸増傾向が続くなど、予断を許さない厳しい状況にあると認識をいたしておるところでございます。 琵琶湖の水質保全に対するこれまでの取り組みについて御説明を申し上げます。
また、別途、県独自にパトロール等による、例えば淡水赤潮あるいはアオコの発生状況の監視を行うとともに、発生時にはそういった水道業者を含む関係機関に周知をするとともに、あわせて新聞等で公表をいたしております。
しかし、前から生活雑排水を中心とした水質汚濁による環境悪化が進行し、淡水赤潮の発生などが南湖の方で顕著となっておりました。そこで、これまで国による湖沼法の制定を初め、また滋賀県を中心として県富栄養化防止条例の制定、そしてまた下水道の整備拡大など水質保全がとられてきたことは御存じのとおりでございます。
琵琶湖におきましては、先ほども御指摘ございましたように、淡水赤潮あるいはアオコがほぼ毎年のように発生してきております。こういった淡水赤潮とかアオコに対する対策としましては、その主要因でございます窒素、燐などの栄養塩類に対する取り組みを強化していく必要があろうかと思っております。こういった観点から、環境庁はこれらの取り組みに当たりまして積極的、前向きに取り組んでまいったところでございます。
今先生から御指摘ございましたように、琵琶湖の水質の状況は、COD、窒素、燐、どの水質をとりましても北湖の燐を除きましていずれもまだ環境基準を達成していない状況でございますし、また、アオコや淡水赤潮もほぼ毎年のように発生する、こういうことで、水質の現状はやはり改善が必要な状況であろうか、こういうふうに考えております。
滋賀県では、琵琶湖におけるアオコあるいは淡水赤潮の発生等のため今のように水質が汚濁しているわけで、水質汚濁防止法に基づく上乗せ条例とかあるいは公害防止条例、富栄養化防止条例等のさまざまな施策で水質の浄化に努めてきたわけですけれども、琵琶湖の水質状態、これはもう御承知かと思います。経年変化を見ると、北湖の全焼を除くCOD値、全窒素、全焼のいずれもが水質環境基準を上回る横ばい状態となっている。
ただ、そうは申しましても、現実には淡水赤潮につきましては、昭和五十二年度以降ほぼ毎年のように、あるいはミクロキスチスで先ほど御指摘のございましたアオコにつきましては、南湖で五十八年度以降ほぼ毎年のように出ておる、こういう状況にございますものですから、淡水赤潮なりアオコなり、この発生のメカニズムといいましょうか、それがどのようなメカニズムで発生しておるか、この辺の検討は、従来からかなり積極的に取り組んできておるところでございます
○竹内(勝)委員 琵琶湖では、淡水赤潮は昭和五十二年から発生しているのですよ。一時大変な状況でしたが、最近は赤潮に関してはかなり少ないようです。しかし、発生がなくなったという状態にはなっておりません。それから、アオコがまたここのところ、近年出てきております。ひとつその発生状況、対策、どんなふうにやっておりますか。
○石田説明員 先生御指摘のとおりでございますが、琵琶湖におきましては淡水赤潮が昭和五十二年以降、ほぼ毎年のように四月末から六月にかけて発生しておりますし、南湖ではアオコが五十八年度以降ほぼ毎年のように夏場に発生しております。
御指摘の赤潮等の発生状況でございますが、これは淡水赤潮が昭和五十二年度以降昭和六十一年度を除きまして毎年四月から六月初めにかけまして発生しておる、こういう状況でございます。それからアオコにつきましては、北湖では発生を見ておりませんが、南湖では昭和五十八年度以降昭和五十九年度を除きまして毎年八月から九月にかけて発生をしておるわけでございます。
先生御指摘ございました、熊野川水系といいますか十津川水系といいますか、風屋ダムの貯水池におきまして五十四年の五月以降淡水赤潮が発生いたしまして、その後も毎年発生しておるというようなこと、それからまた、二津野ダム等の付近のダムでもやはり淡水赤潮が発生しておるというような状況でございます。そのほかの琵琶湖なりあるいは霞ケ浦等の内水面におきましても発生しておるというような状況でございます。
○安橋政府委員 琵琶湖におきます淡水赤潮の発生状況でございますけれども、昭和五十二年以来ほぼ毎年、四月から六月にかけて発生しております。
私、ここに滋賀県の環境室からいただきましたデータがありますけれども、今年の五月十二日、「琵琶湖北湖、ほうらい沖および長命寺沖付近で淡水赤潮が発生した。これは、今年最初の淡水赤潮の発生である。」このような報告があるわけでございます。
また、近年の琵琶湖の水質は、窒素、燐及びCOD濃度で見るとおおむね横ばいの傾向を示しているものの、ウログレナと呼ばれるプランクトンの異常発生による淡水赤潮現象は昭和五十二年以来、六十一年を除いて毎年発生しております。 また、昭和五十八年からは南湖の南部沿岸で藍藻類による水のはな現象、いわゆるアオコでございますが、これが発生しており、水産動植物の生育や繁殖に悪影響を与えていると考えられます。
それはいろいろ水が濁ってまいりまして、淡水赤潮というのですかが発生をするといったような状態になってきたことに伴いまして制定されたというように聞き及んでおります。以後いろいろな形での水質の浄化のための努力をされてまいっております。 排出基準というナショナルミニマムが私たち水濁法に基づいてありますけれども、それに非常に強い上乗せをいたされまして強化をして規制をされております。
淡水赤潮やアオコ、水道の異臭味など、富栄養化の進行も重大問題になっており、窒素、燐等の環境基準の設定と総量規制を含む排水規制が極めて急務となってきております。 これらの深刻な湖沼の環境に対して、政府原案は、水質汚濁防止法による現行対策より一定の改善にはなるものの、中央公害対策審議会の答申からは大幅な後退であり、不十分なものとなっております。
三、閉鎖性水域における水質汚濁原因の解明に 資するため、湖沼の生態系の把握、淡水赤潮 の発生機構の解明等の総合的な調査研究を進 めること。 四、本法第三十条により命令で経過措置に関す る罰則を定めるに際しては、本委員会での罰 則に関する審議の経緯を十分尊重し、慎重に 対処すること。
そのためには、研究体希の問題ですが、淡水赤潮の発生メカニズム、湖沼の自然浄化機能などの研究についての現状と今後の方針、それから予算はどのようにそれについておるのか、研究結果についてどういうように迅速に活用できるのか、これらについて説明を賜りたいと思います。
○政府委員(佐竹五六君) 淡水赤潮につきましては、環境庁におきましてここ数年淡水赤潮の発生メカニズムについての研究を継続しているわけでございます。 これは海の赤潮も同様でございますけれども、現在その発生のメカニズムについては、やはり赤潮の原因となるプランクトンの種類ごとに条件を突き詰めていく必要がある。
○政府委員(佐竹五六君) 淡水赤潮の研究も含めまして、赤潮の研究は、究極的には赤潮をコントロールする、つまり赤潮を起こさないようにするためにどのような措置を講ずればいいかということを明らかにすることにあるわけでございますが、遺憾ながら、現在の研究段階ではそのような決め手はいまだ見つかっていない状況でございます。
○菅野久光君 時間ですので一言だけ申し上げますが、ことしの三月に出しました「湖沼の水質保全対策について」という環境庁水質保全局の資料でも、富栄養化問題の発生が百四十八湖沼、うちアオコ、淡水赤潮八十一、水道の異臭床八十というような数字が出ております。
○政府委員(佐竹五六君) 国立公害研究所は、ただいまお話ございましたように臨湖実験施設を設げるほか、赤潮発生装置、マイクロコズムと申しておりますが、を持っておりまして、淡水赤潮、それから赤潮一般について研究を進めているわけでございますが、これは淡水赤潮に限らず赤潮につきましては発生機構は非常に複雑でございまして、一つは、非常に富栄養化が進むということはもちろんあるわけでございますが、それ以外にも、各種植物
○高杉廸忠君 次に、国立公害研究所の淡水赤潮研究について伺います。 国立公害研究所では、霞ケ浦に臨時実験場を設けるなどして、淡水赤潮の発生機構等の研究を行っている、こういうことを聞いているんですけれども、現在までに得られた研究成果、これについてこの際御報告をいただきたいと思うんです。
従来琵琶湖では淡水赤潮の発生は見ておったわけでございますが、アオコの発生は見ておらなかったわけで、アオコの発生は一般に富栄養化がより進んだ場合の現象というふうに今見られているわけでございます。
五 湖沼の生態系の把握、淡水赤潮及びアオコ等の発生機構の究明等に関する調査研究を推進すること。 六 湖沼が主要な水道水源となっている実情にかんがみ、医学、生物学部門を含めた総合的な調査研究体制を確立すること。 七 湖沼周辺の自然環境保全を図るため、現行関係法令等諸制度を積極的に活用するとともに、必要に応じて施策の拡充強化に努めること。
○佐竹政府委員 幾つかの問題点があるわけでございますけれども、一つは、現在湖沼で問題になっております淡水赤潮あるいはアオコの発生、こういうものと窒素、燐濃度の関係というのが科学的にも非常に未解決な問題が一つある、こういうふうな点についてもいろいろ議論が重ねられている点でございます。 それからまた、実際に排水規制をやることになりますと、非常に多数の業種が窒素、燐を排出しているわけでございます。